動物たちの寿命が延びると共に、中~高齢期での生殖器に関連した病気が多くなっています。
発症すると命に関わるものも多いですが、若いうちの手術で予防が期待できるため、早期の避妊・去勢手術をお勧めしています。
また、高齢での手術もメリットがあることが多いですので、高齢を理由に手術をあきらめている方は、一度ご相談下さい。
女の子は子宮蓄膿症や乳がんの予防に、男の子は精巣腫瘍・前立腺疾患などの予防に手術が有効です。
特に女の子は、中~高齢期に生殖器疾患で手術になる率が非常に高いため、避妊手術による予防が勧められます。
女の子において若いうちの避妊手術によって、悪性度の極めて高い乳腺癌の発生率を抑えることができます。
中年齢以上の女の子の多くで、子宮・卵巣に異常があることが報告されています。
緊急手術になることも多いため、比較的リスクの低い若齢期の手術が勧められます。
2歳以上の女の子で、子宮や卵巣の病気が非常に多く認められます。
まだ予防的な手術は一般的ではありませんが、早期発見が特に難しい動物ですので、推奨している獣医師もいます。
男の子のストレスによる自咬症の治療に、去勢手術が有効な場合があります。